FPは何級から受けられる?級ごとの違いと自分に合った選び方を解説

FPって何級まであるの?
3級から受けないといけないの?
自分は何級を取ればいいんだろう?
結論からお伝えすると、FPは3級・2級・1級の3段階があります。
3級は誰でも受験できますが、2級・1級は受験資格が必要です。
目的によって目指す級も変わるので、自分に合ったルートを選ぶことが大切です。
この記事では下記の内容について解説します。
- 3級・2級・1級、それぞれ何が違うのか
- 自分が今すぐ受けられる級はどれか
- 就職・転職・自己学習、目的別の選び方
読み終えたあとは、FPの全体像を把握でき、 自分がどこを目指すべきかがはっきりするはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう。
FPの級は3種類|3級・2級・1級の違いを整理する

FP技能士には、3級・2級・1級の3つの級があります。
3級→2級→1級と上がるにつれて専門性が高くなり、求められる知識の深さも変わってきます。
それぞれの位置づけを簡単に整理しておきましょう。
| 級 | 位置づけ | 主な対象 |
|---|---|---|
| 3級 | 入門レベル | お金の基礎を学びたい方・FPを初めて受験する方 |
| 2級 | 実用レベル | 就職・転職で活かしたい方・より深く学びたい方 |
| 1級 | 専門家レベル | FPを仕事にしたい方・高度な知識が必要な方 |
3級は税金・保険・年金・投資など、生活に身近なテーマが出題されます。
3級ではその基礎的な内容が中心で、FPの知識を初めて学ぶ方でも取り組みやすい試験です。
合格率は学科・実技ともに約80%前後(日本FP協会・きんざい公表データより)で、FP試験の入口として多くの方が最初に選ぶ級です。
2級は3級の内容をベースに、より踏み込んだ知識が問われます。
就職・転職の場面でも評価されやすく、「FPの資格を仕事に活かしたい」と考えている方が目標にする級です。
合格率は学科・実技ともに約40〜50%程度で、しっかりした対策が必要になります。
1級はFPの最上位資格です。
合格率は学科で約10%前後、実技も難関で、FP技能士の中で最もハードルの高い試験です。
受験には実務経験も必要になるため、まずは3級・2級を始める方がほとんどです。

FP1級の実技試験は、日本FP協会が筆記試験できんざいが面接形式で実施しています。
なお、この記事ではFP技能士(国家資格)の3級〜1級を対象に解説します。
AFP・CFPといった民間資格については別の記事で詳しく触れています。

FPは何級から受験できる?受験資格をわかりやすく解説

FPの試験は、3級・2級・1級それぞれで受験資格が異なります。
3級はどなたでも受験できます。
年齢制限も学歴も問われないので、FPの勉強を始めたばかりの方が最初の一歩として選びやすい試験です。
2級以上になると、受験資格が必要になります。
2級の受験資格は、次のいずれかを満たすことが条件です。
- 3級FP技能士の合格者
- FP業務に関する実務経験が2年以上ある方
- 日本FP協会認定のAFP認定研修を修了した方
実務経験がなくても、3級に合格していれば2級を受験できます。
ほとんどの方は「3級を取ってから2級へ」という流れで進みます。
1級の受験資格は、次のいずれかを満たす必要があります。
- 2級合格後、FP業務の実務経験が1年以上ある方
- FP業務の実務経験が5年以上ある方
1級は実務経験が必須のため、独学で試験を積み上げてきた方にとってはやや高いハードルになります。
3級なしで2級をいきなり受けることはできる?
実務経験が2年以上ある方やAFP認定研修を修了した方は、3級を飛ばして2級から受験することも制度上は可能です。
ただし、2級は3級の知識を前提とした出題が多いため、いきなり2級から挑戦する場合は相応の準備が必要です。

「3級なしで2級を受けられるかどうか」を詳しく知りたい方は、下記ブログを参照してください。

目的別|自分は何級を目指せばいい?

FPを取得する理由は人それぞれです。
目的によって目指す級も変わってくるので、自分に近いケースを参考にしてみてください。
お金の基礎を身につけたい人 → まず3級から
「家計を見直したい」「老後のお金が不安」「投資を始める前に基礎を学びたい」といった方には、3級がおすすめです。
3級は試験勉強を通じて、税金・保険・年金・投資など、日常生活に直結する知識が体系的に身につきます。
合格率も高く、独学でも十分に合格を狙えるレベルです。
「資格を取ること」よりも「知識を得ること」が目的であれば、3級の学習だけでも十分な価値があります。
いったんは3級からスタートして、その後2級へ進むかどうか考えるので問題ありません。
就職・転職で活かしたい人 → 2級まで目指す
履歴書や職務経歴書にFPを記載して評価を得たい方は、2級を目標にしましょう。
金融・保険・不動産業界では2級を評価基準としている企業が多く、3級だけでは「勉強しました」という印象にとどまりやすいのが現実です。
2級まで取得することで、専門知識をしっかり持っている人材として見てもらいやすくなります。
すでに3級を持っている方は、そのまま2級の学習に進むのがおすすめです。
3級で学んだ内容が土台になるので、知識の積み上げがしやすくなります。

3級と2級のどちらから受けるべきか迷っている方は、こちらの記事をチェックしてください。

FPを仕事にしたい人 → 2級後に1級も視野に
FPとして独立・開業したい方や、金融機関でFP業務に携わりたい方は、2級取得後に1級を視野に入れておきましょう。
ただし、1級は受験に実務経験が必要なうえ、合格率も非常に低い難関試験です。
2級の取得を最優先にして、実務を積みながら1級へ進むのが着実なルートです。
迷ったら3級から始めるのが正解な理由

「3級から始めるべきか、それとも2級からでもいいのか」と迷っている方は、まず3級から始めることをおすすめします。
理由はシンプルで、3級は始めるハードルが低いからです。
受験資格がない
3級は年齢・学歴・実務経験に関係なく、誰でも受験できます。
「自分に受験資格があるかどうか」を気にする必要がありません。
短期間で合格を狙える
一般的な勉強時間の目安は60〜150時間程度です。
毎日1〜2時間の学習を続ければ、2〜3ヶ月での合格も十分に狙えます。
費用が抑えられる
受験料はきんざい・日本FP協会ともに学科・実技それぞれ4,000円前後です。
テキスト代を合わせても、比較的低コストで挑戦できます。
「3級は簡単すぎるかも」と感じる方もいるかもしれません。
ただ、3級の学習で得られる知識は日常生活でも十分に役立つ内容です。
1つ合格を経験することで、2級へのモチベーションにもつながります。
迷っているなら、動き始めることが一番の近道です。

FP3級の受験申し込みの手順などについては、下記記事が参考になります。

まとめ|FPは何級から始めればいい?目的に合った級を選ぼう

この記事では、FPの級ごとの違いと自分に合った選び方について解説しました。
最後に内容を振り返っておきましょう。
- FP技能士は3級・2級・1級の3段階がある
- 3級は受験資格なし・誰でも受けられる
- 2級の受験には3級合格または実務経験2年以上などの条件がある
- お金の基礎を学びたい方はまず3級から
- 就職・転職で活かしたい方は2級まで取る
- FPを仕事にしたい方は2級取得後に1級も視野に入れる
「どの級から始めればいいか」という疑問は、この記事を読み終えた今、整理できたのではないでしょうか。
大切なのは、自分の目的に合った級を選んで、はじめの一歩を踏み出すことです。
完璧な準備が整ってからではなく、「よし、やってみよう」と思ったそのタイミングが始め時です。
FP3級の勉強を始めることで、税金・保険・年金・投資といったお金の知識が自然と身についていきます。
資格としての性質だけでなく、日々の生活や将来の選択にも役立つ知識です。
3級から、一歩踏み出してみてください。
