【読書レビュー】佐藤航陽『ゆるストイック』感想|1日を積み上げる思考
こんにちは、黒野ジミーです。
「やるべきことは分かっているのに、なぜか続かない。」
そんな自分に刺さったのが、佐藤航陽さんの「ゆるストイック」でした。
ココロの準備はOK?
さっそくいってみましょう!
著者とサブタイトルに興味を持ち、本書を手に取りました
皆さんは佐藤航陽さんはご存知でしょうか?
佐藤航陽さんはメタップス創業者として知られる実業家。
以前読んだ『お金2.0』も印象に残っており、今回の新刊も手に取りました。
それとこの本にはサブタイトルがあって、書店で陳列されていた時に目に止まったんです。
「ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考」というサブタイトルに、今の自分を重ねました。
自分は1日1日を大切に、無駄にしないように過ごそうと心がけています。
毎日、少しでも成長したり、ちょっとしたことでもいいので何か新しいことを学ぼうなど。
でもその成長や成果は、なかなか目には見えず時折、挫折が頭をよぎります。
そんな自分自身の中のノイズに邪魔をされ、何も手につかなくなってしまう。
1日無駄にしてしまうこともあります。
そんな中、サブタイトルの「1日を積み上げる思考」って今の自分がもっとも求めていることだと感じたので、この本を手に取り購入しました。
「ゆるストイック」とは、自分に厳しく、他人は気にしない
この本の基本的な考え方「ゆるストイック」とは、こんな意味と説明しています。
今の時代においては、「自分を律するストイックさ」と、他人と違う考えを許容し干渉しない、「寛容さ(ゆるさ)」という、相反するような価値観を同時に持つことが強さに直結する。
簡単に言うと、「自分は自分、他人は他人」ということ。
自分自身の目標に対してはストイックに、自分のやるべきことに没頭する姿勢。自分に厳しくすることですね。
そして、他人の姿勢や意見に対してはゆるく構える。他人の意見や価値観を必要以上に気にせず、自分の価値観も押し付けない。
この本のすごいところは、特別な成功法則を語っていない点だと思いました。
それなのに、「今日は本当に積み上げられたか?」と自分に問い直したくなる。
まず、自分に厳しくなれない!
正確に表現すると、「厳しくしきれない」という感じでしょうか。
例えば、「今年こそ資格の勉強をして、資格を取得するぞ!そのために毎日1時間は勉強するぞ!」と意気込んだけど、疲れた日は勉強をスキップしちゃう。毎日って目標を立てたのに・・・
こんな記憶ないですか?
自分はしょっちゅうありますw
どこかで自分を甘やかしてしまう。逃げ道を作ってしまうんです。
それと、他人の意見や価値観も必要以上に気にしちゃうんですよね。
被害妄想かっていうくらいの想像力で気にする。
XやインスタグラムなどのSNSも素直な気持ちで見れずに、ちょっと斜に構えた考えで、他人の投稿に対して皮肉な意見ばかり思い浮かべちゃう。
「ゆるストイック」は、気合論でも、優しさだけの思想でもありません。
自分の内側を整えるための思考法だと感じました。
自分がコントロールできることに集中する
ストア派に根源がある「自分がコントロールできないことに焦点を当てない」と本書内で記載されていました。
つまり、「自分が変えられないことには悩まず、自分ができることに目を向けて行動しよう」ってことです。
ここ、自分にはとっても刺さりました。
以前は、自分が上手くいかないのは、まわりの環境や人のせいにするクセがありました。
本当は良くないと思いつつも、100%自分自身の責任にはしたくなく、まわりに当たっていました。常にイライラしていたと思います。
でも途中で気づいたんですよね。自分が絶対に変えることのできない事象にまでイライラしたり、落胆したりするのは無駄だなって。
それなら自分が変えられること、コントロールできることにフォーカスしたほうが、健全だし、悩む価値があるなって。
それからは、イライラすることも減り、もっと気軽にモノゴトを考えられうようになったと思っています。
自分ができることに集中しているので、多少の成長にも繋がっているんじゃないかと、喜びも感じられています。
独自性を磨きたい
「独自性はその時代の人々が慣れ親しんだ概念を少しずらすことで無限に生み出すことが可能である」と著者は言っています。
時代によってスタンダードが変わり、使い古されたアイデアも新しいものとして再認識されることがある。
これ、すごく分かります。
例えば最近では、平成時代に流行ったファッションや音楽、商品が人気になったりしていますよね。
その時代を知っている人からすると懐かしいと感じても、知らない世代からすると真新しく感じて、ブームになる。
よくあることです。
しかし、これを故意に生み出そうとしたり、流行らせようとするのは本当に難しい。
慣れ親しんだ商品や考えを少し変化させて独自性を生むのがどれだけ大変か。
普通に生活してるだけでは、なかなか思いつかない。
常に普通ということに疑念を持ち、新しいことを求めないと思い浮かばない。
その視点を持つことができれば、独自性を見つけることができるんでしょうね。
自分は平々凡々な人生を送っているので、独自性を持っている方にとても憧れます。
独自性もまた、「ゆるストイック」な姿勢の延長線上にあるのかもしれません。
他人を気にせず、自分の視点を磨き続けること。
それが、少しずれたアイデアを生む土壌になるのだと感じました。
「今日が最後の日」と思い生きる
この考え方をすることで、「本当に重要なものはなにか」「なにを達成したいのか」に目が向きやすくなります。
無駄なことに時間を割いている場合ではない、ということです。
やるべきことがあるのに怠けてしまったり、行動すべきなのに後回しにしてしまったこと、ありますよね?
自分も大いにあります。
はじめは毎日を「今日が最後の日」と考えながら過ごすと、しんどくなるかもしれません。
なので、まずはだらけてしまいそうな時に思い出してみるのはどうでしょうか。
それだけで、行動するきっかけになるかもしれません。
そして、自分の本音にも気づける気がします。
これは決して自分を追い込むための言葉ではなく、「本当に大事なことに集中するための思考法」なのだと感じました。
これもまた、ゆるストイックな姿勢の一つなのかもしれません。
【まとめ】こんな人に読んでほしい「ゆるストイック」の魅力
自分に自信がない人。
今の自分を少しでも変えたいと思っている人。
そんな人にこそ読んでほしい一冊です。
この本が伝えているのは、シンプルに言えば次の姿勢です。
- 自分の独自性を静かに磨き続ける
- 他人に価値観を押しつけない、他人の評価に振り回されない
- 今の時代を悲観するのではなく、見方を変え、常識を疑う
すぐに劇的な変化が起きるわけではありません。
けれど、1日の選択はきっと変わるはずです。
もし今、少しでも立ち止まっているなら。
この本は、その一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。

