皆さん、良い投資ライフを送ってますか?
こんにちは、黒野ジミーです。
「配当がもらえる株が気になるけど、どう選べばいいの?」
そんな疑問に答えるのが今回の記事です。
初心者の方でもすぐ理解できるように「配当利回りの意味」から「注意点」までわかりやすく解説します。
さっそく始めていきましょう!
配当利回りとは何か?
配当利回りとは、「株価に対してどれだけ配当がもらえるか」を示す指標です。
株式投資では、株価が上がって利益を得る方法(=値上がり益)だけでなく、
企業から定期的にもらえる配当金でも利益を得ることができます。
計算式は下記の通りです。

分母の株価には2つのパターンがあり、役割が違ってきます。
1.現在の株価で計算する「表面利回り」
・市場全体が今その株をどう評価しているかを知る指標。
・証券会社の画面に表示されている配当利回りはこちらを使っている。
・他の銘柄と比較する時に役立つ。
・今、新しく買ったらどれくらい配当がもらえるかが分かる。
2.自分が購入した時の株価「実質利回り」
・自分の投資が配当でどれくらい回収できているかを知る指標。
・長期で持って株価が上がったり増配された場合、実質利回りはどんどん良くなっていく。
銘柄選びをする際は、パターン1の現在の株価で計算していきましょう。
目安は2~2.5%程度
東京証券取引所の全銘柄平均で見ると、配当利回りの目安は2〜2.5%程度だと言われています。
つまり、このラインを超えていればやや高めと考えられます。
5%以上は高配当株に分類され魅力的に見えますが、内容を確認し慎重に判断しましょう。
数字だけで判断すると危険なこともあります。
また優待利回りは通常、配当利回りに含めません。
現金でもらえる部分のみで配当利回りは計算します。
注意点
1.株価が下がっただけで”利回りが高く”見えている場合がある。
配当利回りは分母が株価なので、株価急落すると配当利回りが上昇し、一見お得に見えてしまいます。
なぜ高いのかを必ず確認するようにしましょう。
2.配当を維持できているか配当性向と業績のチェックも行う。
利回りが高くても、利益が減れば 減配は普通に起こります。
配当性向、利益成長、財務の健全性も合わせて確認しましょう。
3.一時的な数字に惑わされず、増配・安定性を評価する。
今だけ高い銘柄より、安定配当・増配傾向の銘柄が長期投資には向いています。
チェックすると良い項目は下記のとおりです。
・過去5〜10年の配当推移
・業種ごとの平均利回りとの比較
・長期ビジョンや資本政策(IR資料から)
まとめ
今回は配当利回りについて解説してきました。
配当利回りは、株価に対してどれくらい配当がもらえるのかを表す数字で、株式投資における大切な指標のひとつです。
銘柄選びをする際は、現在の株価で計算した配当利回り(表面利回り)を基準に見ると判断しやすくなります。
配当利回りはあくまで判断材料のひとつ。
配当の“持続力”まで含めて見ていくことで、長期で資産形成につなげることができます。
次回は、配当利回りとセットでチェックしておきたい「配当性向」について、さらに詳しく解説していきます!
ぜひそちらも参考にしていただけたら嬉しいです。