【株価が読めなくてもOK】ドルコスト平均法とは?初心者向けに仕組みとメリットを解説
皆さん、良い投資ライフを送ってますか?
こんにちは、黒野ジミーです。
株式投資を始めたばかりの頃、「いつが買い時なんだろう?」と悩んだことはありませんか?
株価は毎日のように動きます。
今が安いのか、高いのかを判断するのは経験者でも簡単ではありません。
まして投資初心者にとっては、買うタイミングを考えるだけで疲れてしまうことも多いでしょう。
そんな悩みを持つ人にこそ知ってほしいのが、ドルコスト平均法という投資の考え方です。
ドルコスト平均法は下記の特徴があり、投資初心者が最初に身につけたい買い方の一つとされています。
・相場を読まなくても投資を続けやすい
・高値づかみのリスクを抑えられる
この記事では、ドルコスト平均法の仕組みやメリット・デメリットをできるだけ専門用語を使わずに、初心者にも分かるように解説していきます。
投資を始めたいけど、どう買えばいいか分からないそんな方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ドルコスト平均法とは?
ドルコスト平均法とは、一定の金額を、定期的に、同じ投資対象へ投資し続ける方法のことです。
語源はUSドルからきているためドルが使われていますが、ドルに限定されるわけではありません。
また日本語では定額購入法とも言われています。
- 毎回同じ金額で
- 決まったタイミングに
- 同じ商品を買い続ける
株価が高いときも安いときも関係なく、あらかじめ決めたルール通りに投資を続けるのがドルコスト平均法の特徴です。
といった形が、代表的なドルコスト平均法になります。
”安いときに買って、高いときに売る”といういわゆるタイミング投資とは違い、買うタイミングを考えなくていいのが大きなポイントです。
そのため相場を読むのが苦手な初心者でも取り組みやすい投資方法として、長期投資の世界ではよく使われています。
なぜ平均購入単価のばらつきが小さくなるのか
ドルコスト平均法の特徴は、価格の変動によって購入数量が自動的に変わる点にあります。
- 株価が高いとき → 同じ金額では”少し”しか買えない
- 株価が安いとき → 同じ金額で”たくさん”買える
つまり価格が高い時も安い時も、決まった金額で買い続けることで購入価格が一方向に偏りにくくなります。
金額は固定して、購入する量が調整されると考えます。
この結果”高い価格だけで買ってしまう”といった状況を避けやすくなり、平均購入単価のばらつきが小さくなっていくのです。
自分で「今は高いからやめよう」「もう少し下がってから買おう」と判断する必要はありません。
あらかじめ決めたルール通りに投資を続けることで、価格変動の影響を受けにくい形になります。
そのためドルコスト平均法は、相場を読むのが難しい投資初心者にとって精神的な負担が小さい投資方法とも言われています。
具体例で見るドルコスト平均法
ここでは、ドルコスト平均法の仕組みを毎月1万円を投資するケースで見てみましょう。
条件
・毎月:1万円を投資
・投資対象:同じ株(または投資信託)
・投資期間:4か月
1か月目
株価:1,000円
→ 1万円 ÷ 1,000円 = 10株購入
2か月目
株価:500円
→ 1万円 ÷ 500円 = 20株購入
3か月目
株価:2,000円
→ 1万円 ÷ 2,000円 = 5株購入
4か月目
株価:1,000円
→ 1万円 ÷ 1,000円 = 10株購入
結果をまとめると
・投資額合計:4万円
・購入株数合計:45株
・平均購入単価:4万円 ÷ 45株 ≒ 889円
株価は500円~2,000円まで大きく動いていますが、平均購入単価はその中間あたりに落ち着いていることが分かります。
もし最初の1か月目に4万円をまとめて1,000円で購入していた場合、平均購入単価は 1,000円 のままです。
一方ドルコスト平均法では安いときに多く、高いときに少なく買うことで、購入価格の偏りが小さくなっています。
このようにドルコスト平均法は”最安値を狙っていく方法”ではなく、価格変動と付き合いながら無理なく投資を続ける考え方なのです。
メリット・デメリット
メリット
① 買うタイミングに悩まなくていい
ドルコスト平均法では、あらかじめ決めた金額・タイミングで投資を続けます。
「今は高い?安い?」と考える必要がなく、投資に対する心理的な負担を減らすことができます。
② 高値づかみをしにくい
価格が高いときは少なく、価格が安いときは多く買う仕組みのため、購入価格が一方向に偏りにくくなります。
その結果、極端な高値づかみを避けやすくなります。
③ 感情に左右されにくい
相場が下がると不安になり、上がると焦って買ってしまう。
こうした感情的な判断を減らし、ルール通りに投資を続けやすいのも大きなメリットです。
④ 投資を習慣化しやすい
毎月決まった金額を投資することで投資が特別な行動ではなく、生活の一部として続けやすくなります。
デメリット
① 一括投資より利益が小さくなることがある
相場が右肩上がりの場合、最初にまとめて投資した方が結果的に利益が大きくなるケースもあります。
② 元本保証ではない
ドルコスト平均法はリスクを抑える考え方であり、損失が出ないことを保証する方法ではありません。
投資対象の価格が下がり続ければ、損失が出る可能性はあります。
③ 投資対象の選び方が重要
どんな商品でもドルコスト平均法を使えば安心、というわけではありません。
長期的に成長が期待できる投資対象を選ぶことが前提になります。
ドルコスト平均法は、できるだけ大きく儲ける方法ではありません。
相場に振り回されず、大きな失敗をしにくくするための買い方です。
投資初心者にとってはまずこの考え方を身につけることが、長く投資を続けるための第一歩になります。
向いている人/向いていない人
ドルコスト平均法が向いている人
① 投資初心者の人
株価の動きを見て買い時を判断するのは簡単ではありません。
ドルコスト平均法は相場を読む必要がないため、投資を始めたばかりの人でも取り組みやすい方法です。
② 長期投資を考えている人
ドルコスト平均法は、短期間で大きな利益を狙う手法ではありません。
時間を味方につけて、コツコツ資産形成をしていきたい人に向いています。
③ 相場の値動きに振り回されたくない人
株価の動きに一喜一憂せず、あらかじめ決めたルール通りに投資を続けたい人にとって、ドルコスト平均法は取り入れやすい方法です。
④ 忙しくて投資に時間をかけられない人
毎日株価をチェックする必要がないため、仕事や家事で忙しい人でも続けやすい投資方法です。
ドルコスト平均法が向いていない人
① 短期で大きな利益を狙いたい人
短期売買や値幅取りを目的とする場合、ドルコスト平均法は物足りなく感じるかもしれません。
② 相場のタイミングを自分で判断したい人
「安いときに一気に買いたい」「上昇局面を狙って投資したい」といったスタイルの人には、一括投資の方が合う場合もあります。
③ 投資対象を深く考えずに買ってしまう人
ドルコスト平均法は、どんな商品でもうまくいく魔法の方法ではありません。
長期的に価値が期待できる投資対象を選ぶことが前提になります。
ドルコスト平均法は、誰にでも万能な方法ではありません。
ただし、”投資を始めたいけれど、失敗が怖い”と感じている初心者にとっては、最初の一歩として選びやすい投資方法と言えるでしょう。
どうやって始める?ドルコスト平均法の実践ステップ
ステップ① 投資に使える金額を決める
まずは、無理なく続けられる金額を決めましょう。
最初は毎月1万円や毎月5,000円など、自分が捻出できる範囲で少額から始めるのがおすすめです。
ステップ② 投資するタイミングを決める
次に、いつ投資するかを決めます。
一度決めたら、相場の状況に関係なく同じタイミングで続けることが大切です。
ステップ③ 投資対象を決める
ドルコスト平均法は、何に投資するかがとても重要です。
投資信託やETF、または指標で確認した個別株など長期保有を前提に選びましょう。
ステップ④ ルール通りに続ける
あとは、決めた金額・タイミング・投資対象を淡々と守り続けるだけです。
途中でルールを変えすぎないことが、ドルコスト平均法を活かすコツです。
ステップ⑤ 定期的に振り返る
毎日チェックする必要はありませんが、半年〜1年に1回程度は振り返りを行いましょう。
状況が変わった場合のみ、ルールを見直せばOKです。
ドルコスト平均法は、難しいテクニックよりも続けやすさを重視した投資方法です。
可能であれば最初にしっかりルールを決め、あとは相場に振り回されずコツコツ積み重ねていきましょう。
まとめ
ドルコスト平均法は相場を読むことが難しい投資初心者にとって、続けやすさを重視した投資の考え方です。
一定の金額を、決めたタイミングで投資し続けることで購入価格の偏りを抑え、大きな失敗をしにくくする効果が期待できます。
一方で利益を最大化する方法ではなく、また投資対象の選び方も重要になります。
まずは無理のない金額から始め、ルールを決めてコツコツ続けること。
それが、長く投資を続けるための第一歩になるでしょう。
