【超初心者でも迷わない】フリーキャッシュフロー(FCF)とは?会社に残るお金がわかる基本解説
皆さん、良い投資ライフを送ってますか?
こんにちは、黒野ジミーです。
会社のお金の流れについては、別記事のキャッシュフロー計算書で解説させていただきました。
CF計算書でお金の動きを確認し、現金がどれだけ重要かを感じていただけたかと思います。
では次に知りたくなるのが、「結局、その企業にはどれくらい現金が残っているのか?」という点ではないでしょうか。
この記事でいう現金とは、株や不動産などの資産ではなく、すぐに支払いに使える現金や預金のことを指します。
そこで登場するのが、フリーキャッシュフロー(FCF) という考え方です。
フリーキャッシュフローとは、会社が本業で稼いだ現金から事業を維持するために必要な支出を差し引いた、会社が自由に使える現金を表します。
この記事ではキャッシュフロー計算書を初めて学んだ方が次の一歩として理解できるように、フリーキャッシュフローの基本的な意味や見方を
超初心者向けに、できるだけシンプルに解説していきます。
フリーキャッシュフロー(FCF)とは?
フリーキャッシュフロー(FCF)とは、会社が本業で稼いだ現金から、投資に使ったお金を差し引いたあとに残る現金のことです。
もう少し噛み砕くと、会社が自由に使える現金がどれくらいあるかを表す指標と言えます。
計算式は下記の通りです。
営業CFは本業で稼いだ現金、投資CFは設備投資などに使った現金です。
両方の数字は、CF計算書から持ってくることが出来ます。
投資CFは事業を維持するために最低限必要な支出を指し、この支出を行わないと将来の売上や利益が維持できません。
その投資CFを本業の稼ぎである営業CFから引くことによってFCFが算出できるのです。
この計算式から最終的に、現金が増えたのか減ったのかを確認するだけでOKです。
なぜフリーキャッシュフロー(FCF)が重要なのか?
フリーキャッシュフローが重要な理由は、会社にどれくらい現金の余裕があり、無理なく事業を続けられているかが分かるからです。
利益や売上は目立ちますが、実際に会社を支えているのは手元の現金です。
FCFを見ることで、その会社が本当に安定しているのかを確認できます。
理由①利益が出ていても安心とは限らない
決算書上は黒字でも、実際には現金が足りていない会社もあります。
このような場合、利益は出ていても現金は減っているということが起こります。
FCFを見ることで、利益では見えない現金の実態を把握することができます。
理由②配当や投資の原資になる
配当や自社株買い、借金の返済は利益ではなく現金で行われます。
FCFが安定してプラスであれば、
といった判断がしやすくなります。
逆にFCFがマイナス続きの場合は、無理な配当や借入に頼っている可能性もあります。
理由③会社の将来の安定性が見える
FCFは、この会社はこれからも現金を生み続けられるかを考えるヒントになります。
フリーキャッシュフローが重要な理由は、次の3点に集約できます。
- 利益だけでは分からない現金の状況が見える
- 配当や投資の余力が分かる
- 会社の安定性・持続性を判断できる
初心者がフリーキャッシュフロー(FCF)を見るときの注意点
フリーキャッシュフローは計算もシンプルで便利な指標ですが、見方を間違えると誤解してしまうこともあります。
初心者の方は、次のポイントだけ意識すれば十分です。
注意点①単年の数字だけで判断しない
FCFは、1年分だけを見て良し悪しを決めないことが大切です。
こうした要因で、FCFは大きくプラスにもマイナスにもなります。
2~3年分を並べて、現金の流れの傾向を見るようにしましょう。
注意点②マイナスだからといって悪いとは限らない
FCFがマイナスでも、すぐに危ない会社と判断する必要はありません。
といった場合、あえて現金を使っているだけの可能性もあります。
大切なのは、なぜマイナスなのかを考えることです。
注意点③利益や他の指標とあわせて見る
FCFだけを見て判断するのも危険です。
利益は出ているか、財務は安定しているかといった点を、損益計算書(PL)や貸借対照表(BS)とあわせて確認しましょう。
FCFは、他の指標と組み合わせることでより意味を持つ指標です。
まとめ
この記事では、フリーキャッシュフロー(FCF)の基本的な考え方について解説しました。
フリーキャッシュフローとは、会社が本業で稼いだ現金から、投資に使ったお金を差し引いたあとに残る現金のことです。
計算式はシンプル FCF=営業CF−投資CF。
まずはこの形で、会社に現金が残っているかどうかを確認できれば十分です。
- 利益だけでは分からない現金の状況
- 配当や投資を続けられる余力
- 会社の安定性や持続性
といった点が見えてきます。
ただし単年の数字だけで判断せず、数年分の流れで見ることが大切です。
まずは難しく考えすぎず、「この会社は現金に余裕がありそうか?」という感覚をつかむところから始めてみてください。
