FP3級・2級の取得費用を全公開|独学合格者が実費ベースで解説【総額約4万円】
こんにちは、黒野ジミーです。

FP取得にかかる費用が知りたい。
テキスト代や受験料、トータルでいくら準備すればいいんだろう?
こんな疑問にお答えします。
結論からお伝えすると、私の場合は総額約4万円程度でした。
FP3級に約1.5万円、FP2級に約2.5万円の内訳です。
私自身、もともと株式などの金融商品には興味があったのですが、保険や税金などは苦手だったので、FPを取得することで必要な知識が得られると思い勉強を始めました。
この記事では、FP2級まで独学で合格した筆者が、以下の内容をまとめています。
- 各級の取得費用の細かい内訳
- 通信講座との比較
- 独学費用に関する質問
費用面の見通しを立てたい方の参考になれば幸いです。
それでは、さっそく見ていきましょう。
FP3級・2級の取得費用【結論まとめ】

まず結果からお伝えします。
| 項目 | 2級費用 | 3級費用 |
|---|---|---|
| テキスト(Kindle版) | 2,156円 | 1,410円 |
| テキスト(紙・中古本) | 1,430円 | 1,650円 |
| 問題集・過去問集 | 4,400円 | 1,650円 |
| 受験料 | 11,855円 | 8,106円 |
| 交通費 | 2,500円 | 2,000円 |
| 昼食代 | 1,000円 | 1,000円 |
| 合計 | 23,341円 | 15,816円 |
3級から順番に取得した場合、トータルで約4万円が目安です。
費用の大部分を占めるのは受験料で、2級・3級合わせて約2万円になります。
逆に言えば、教材費はそれほど大きくなく、選び方次第でさらに抑えることも可能です。
次のセクションから、各費用の詳しい内訳と、実際に意識したことをお伝えします。
FP2級にかかった費用の内訳

FP2級の取得にかかった費用は、合計約23,341円でした。内訳は以下の4つです。
- テキスト代:3,586円
- 問題集・過去問集:4,400円
- 受験料:11,855円
- 交通費・昼食代:3,500円
費用の約半分を受験料が占めています。
教材費は工夫次第でかなり抑えられる部分です。
以下で、それぞれの詳しい内訳をお伝えします。
テキスト代(計3,586円)
FP2級のテキストは、「合格のトリセツ」シリーズのKindle版と中古本の2冊を使いました。
Kindle版(2,156円)はAmazonで最新版を購入しました。
Kindle版を選んだ理由は、iPadのGoodnotesに読み込んで勉強するためです。
Goodnotesを使うと、テキストに直接書き込めるだけでなく、ネットで調べた画像や参考リンクをそのままページに貼り付けることができます。
紙のテキストでは難しい、自分だけのカスタマイズができる点が気に入っています。

Goodnotesを使うと紙のノートが不要になり、すべてをGoodnotes上で完結できるのがとても便利です。
もう1冊の中古本(1,430円)は、ブックオフで購入しました。
FPのテキストは毎年5月に最新版が発売されます。
購入したタイミングが最新版の発売前だったため、「発売までのつなぎ」として1つ前のバージョンを安く手に入れました。
最新版が出てからはKindle版をメインに切り替えたので、中古本はあくまで補助的な役割です。

当時はまだペーパー試験で1月にFP3級を受験し、受験終了後そのまま2級の勉強をスタートさせたかったので、このような対応をしました。
「合格のトリセツ」シリーズを選んだ理由は、3級受験時から参考にしていたYouTube「ほんださん / 東大式FPチャンネル」が、このシリーズをベースに解説しているからです。
動画と教材を連動して使えるため、そのまま2級でも同じシリーズを選びました。

問題集・過去問厳選模試(計4,400円)
問題集と過去問厳選模試も「合格のトリセツ」シリーズをそれぞれ1冊ずつ購入し、合計4,400円でした。
補足として、問題演習に無料で使える「過去問道場」を、解説動画はYouTube「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を活用しました。
どちらも無料とは思えないクオリティで、FP受験者の間では定番のリソースです。
受験料(11,855円)
受験料は11,855円でした。
日本FP協会ときんざい(一般社団法人金融財政事情研究会)の2つの団体で受験できますが、私はFP協会を選びました。
理由は、ネットで調べた結果、個人で申し込む場合はFP協会を選ぶ人が多いこと、また合格率を比較した際にFP協会の方が高かったためです。
深く悩んで決めたわけではありませんが、結果的にはこの選択で問題なかったと感じています。
受験料は級が上がるほど高くなり、3級と合わせると約2万円になります。
費用全体の中で最も大きな割合を占める部分なので、「一発で合格する」という意識が自然と高まりました。
交通費・昼食代(計3,500円)
交通費は電車代の往復で約2,500円、昼食代は約1,000円でした。
昼食代が発生したのは、私が受験した当時はペーパー試験だったからです。
午前に学科、午後に実技という構成で、間に昼休みがありました。
ただし、現在のFP試験はCBT方式に移行しています。
CBT方式はパソコンで受験するスタイルで、学科と実技の受験時間を自分で選択することが可能です。
早く試験を終わらせたい方は、学科と実技を連続で、あいだに時間を空けないことで昼食代は不要になります。
交通費は会場の場所によって変わります。
私の場合は往復2,500円でしたが、近い会場を選べばもう少し抑えられます。
CBT方式になってから受験できる会場の数が増えているので、自宅から近い会場を探してみるのがおすすめです。

余談ですが、ペーパー試験の時は自分で試験会場を選ぶことができませんでした。
FP3級にかかった費用の内訳

FP3級の取得にかかった費用は、合計約15,816円でした。
- テキスト代:3,060円
- 問題集:1,650円
- 受験料:8,106円
- 交通費・昼食代:3,000円
教材は「みんなが欲しかった!」シリーズで揃えました。
FPテキストの中でも定番シリーズで、著者である滝澤ななみさんの簿記テキストを以前使ったことがあり、わかりやすさへの信頼があったため選びました。

FPのテキストは、「みんなが欲しかった!」または「合格のトリセツ」シリーズを選べば間違いないです。
勉強の進め方や無料リソースの活用(過去問道場・ほんださん)は2級と基本的に同じです。
3級と2級でテキストシリーズを変えた理由は、3級の勉強中にほんださんのYouTubeを参考にするようになったことがきっかけです。
動画を見ていくうちに「合格のトリセツ」シリーズとコラボしていることを知り、2級では動画と教材を連動して使えるトリセツシリーズを選ぶことにしました。
3級では勉強を始めて約2か月が経ったタイミングで、紙のテキストからKindle版に切り替えました。
最初は紙で勉強していたものの、iPad+Goodnotesでの運用を知ってからは書き込みやリンク貼り付けができる使い勝手の良さに気づき、以降はKindle版をメインに切り替えました。
2級では最初からKindle版を選んだのは、この経験があったからです。
受験料・交通費・昼食代については2級と同様の考え方です。
現在はCBT方式に移行しているため、昼食代や交通費は状況に応じて変わります。

費用を抑えるなら、こうすればよかった

改めて費用を振り返ると、意識的に節約していたわけではありませんでした。
ただ、やってよかったことと、正直無駄だったと感じることがあるので共有します。
よかったこと
過去問道場とほんださんを無料で活用できたのは正解でした。
どちらも無料とは思えないクオリティで、教材費を抑えられた大きな理由のひとつです。
過去問道場は問題演習の量をこなすのに、ほんださんは理解が足りない部分を補うのに、それぞれ役割が明確で使いやすいです。
FP受験者には自信を持っておすすめできます。
また2級では、最新版発売前のつなぎとして中古本を購入したのも結果的には良い判断でした。
FPのテキストは毎年5月頃に最新版が発売されます。
どうしても最新版がほしいけれど発売前に勉強を始めたい、という方は中古本をつなぎとして使う方法も選択肢のひとつです。
法改正の差分を自分で補える範囲であれば、十分活用できます。

テキストの発売タイミングからも、FPの勉強を始めるなら5月頃が最適です。
無駄だったと感じること
3級では紙のテキストを買ってからKindle版に切り替えたため、同じシリーズのテキストを2冊買うことになりました。
内容はまったく同じなので、これは純粋に無駄な出費でした。
最初からiPad+Goodnotesでの勉強方法にたどり着いていれば、1冊分(1,650円)は不要だったと思っています。
これから勉強を始める方は、紙とKindleどちらで勉強するかを最初に決めてからテキストを購入することをおすすめします。
通信講座と費用を比べると?

独学にかかった費用と、主要な通信講座の費用を比べてみます。
| FP3級 | FP2級(または3・2級セット) | |
|---|---|---|
| 独学(筆者の場合) | 約15,816円 | 約23,341円 |
| スタディング | 4,950円 | 29,700円〜 |
| アガルート | ― | 49,280円〜 |
| フォーサイト | ― | 60,800円〜 |
| ユーキャン | ― | 64,000円〜 |
| TAC | 12,800円〜 | 108,000円〜 |
※価格は2026年4月時点の税込表示。キャンペーンや割引により変動する場合があります。
※筆者の独学費用には受験料(3級:8,106円・2級:11,855円)が含まれています。通信講座の費用には受験料は含まれていません。比較する際はご注意ください。
表を見ると、受験料や交通費などを除いた純粋な教材費だけで見れば、独学は3級・2級合わせて約1.3万円程度です。
通信講座はサポートや講義が含まれる分、費用は高くなりますが、その差がサービスの内容に見合うかどうかで判断が変わります。
たとえばスタディングはFP3級単体なら独学より安く、2級もセットで約3万円と通信講座の中では最安水準です。
アガルートは合格すれば受講料が全額返金される制度があるため、合格できれば実質的な負担はゼロになります。
独学が向いているのは、自分でスケジュール管理ができて、わからない部分を自己解決できる人です。
一方、勉強の習慣をつくるのが苦手な方や、サポートを受けながら進めたい方には通信講座も十分選択肢になります。
FP独学費用に関するよくある質問

FP独学費用についてよく寄せられる疑問をまとめました。
テキスト選びや勉強ツールに迷っている方は参考にしてみてください。
FPテキストは最新版でないとダメ?
結論から言うと、基本的には最新版でなくても大きな問題はありません。
テキストのフォーマット自体はほぼ変わらず、1年前のバージョンでも内容の大部分は同じです。
ただし、最新版と旧版で異なる点が2つあります。
1つ目は法改正への対応です。
FPの試験範囲は6分野と広く、毎年どこかの分野で法改正が行われています。
最新版はその内容が反映されていますが、旧版では自分で調べて補う必要があります。
2つ目はCBT対策の有無です。
ここ近年でFP試験はCBT方式に移行しており、最新版のテキストにはCBT対策が盛り込まれているものがあります。
旧版にはこの対応がない場合があります。
筆者自身、2級では最新版発売前のつなぎとして旧版を使いましたが、特に支障はありませんでした。
旧版を使う場合は、法改正の差分だけ自分でチェックする手間が生じる点は覚えておいてください。

可能であれば、最新版を買っておけば安心できます。
FPテキストは紙とKindleどちらがおすすめ?
どちらにも良さがあるので、勉強スタイルによって選ぶのがベストです。
筆者は3級で紙からKindleに途中で切り替えた経験があるので、両方の使い心地をお伝えします。
Kindleがおすすめな人
iPad+Goodnotesの組み合わせが使える環境であれば、Kindleは非常に便利です。
テキストに直接書き込めて、間違えてもすぐ消せます。
投げ縄機能を使えば書いたメモを自由に移動できるのも便利です。
また、ネットで調べた画像やリンクをそのままページに貼り付けられます。
筆者はほんださんのYouTube動画をスクリーンショットして貼り付けながら勉強していました。
重いテキストを持ち歩く必要がなく、電車の中でも勉強しやすい点もメリットです。
ただし、事前準備に手間がかかる点は注意が必要です。
KindleテキストをGoodnotesに読み込むには、一度PDF化する作業が必要です。
筆者はAdobe Scanスキャナーアプリを使いましたが、無料版は1回あたり最大25ページ程度しかPDF化できないため、テキスト全体を取り込むのにかなりの手間がかかります。
この準備作業だけで1〜2時間程度は見ておいた方がいいです。
またGoodnotesもAdobeも無料版では機能制限があるため、本格的に使うにはサブスクリプション費用が別途かかる可能性があります。
この点は独学費用として頭に入れておいてください。

Goodnotes、Adobeともに7日間の無料トライアルがあるので、気になる方は試してみてください。
特にGoodnotesは、いろいろな活用方法があります。

実際に私が使用したGoodnotesの例。メモを書き込んだり、マーカーを引いたり、画像を貼り付けたりしている。
紙がおすすめな人
準備なしにすぐ勉強を始めたい人、書き込みながら覚えるのが好きな人には紙の方が向いています。
手を動かして書く感覚が記憶に残りやすいという人も多いです。
どちらが正解ということはありませんが、iPadとGoodnotesをすでに持っている方は、Kindleでの運用を試してみる価値は十分あります。
無料の教材だけでFPに合格できる?
条件次第では可能ですが、万人にはおすすめしません。
ほんださんのYouTubeと過去問道場を組み合わせれば、特にFP3級は無料教材だけで合格できる可能性があります。
SNSでも「ほんださんだけで合格した」という声を見かけることがあります。
ただし、これが通用するのは要領よく学習を進められる人や、もともと金融・税務の知識がある人に限られる印象です。
一方で、お金の知識をしっかり身につけることを目的にするなら、テキストでじっくり勉強する方法をおすすめします。
試験合格だけを目標にすると、合格後に知識が残りにくくなることがあります。
FPの知識は日常生活でも役立つ内容が多いので、テキストを使って体系的に学ぶ方が長期的には得だと思っています。
費用を抑えたい気持ちはわかりますが、テキスト1冊1,500〜2,000円程度の投資は、得られる知識の量と質を考えると十分元が取れます。
まとめ:FP独学取得は約4万円あれば十分

この記事では、FP3級・2級を独学で取得するまでにかかった費用を実費ベースでお伝えしました。
- FP3級:約15,816円
- FP2級:約23,341円
- 3級からのトータル:約39,157円
費用の大部分は受験料です。
教材費は工夫次第でさらに抑えることもできます。
過去問道場やほんださんのYouTubeといった無料リソースも充実しているので、テキスト代以外の出費はそれほど大きくなりません。
「思ったより安く取れるんだな」と感じてもらえたなら、あとは勉強を始めるだけです。
費用の不安が解消されたこのタイミングが、一番動き出しやすい瞬間だと思います。
まずはテキストを1冊手に取るところから始めてみてください。

