FP3級の勉強時間は約7ヶ月|働きながら無理せず合格した実体験をもとに解説

FP3級の合格に必要な勉強時間を知りたい。
社会人でも本当にできるのか不安。
短期間での合格は現実的なのか気になる。
そんな方に向けた内容です。
結論からお伝えすると、私自身は働きながら約7ヶ月かけてFP3級に合格しました。
SNSでは「2ヶ月で合格」といった発信も目にしますが、社会人が仕事と両立しながら進めるなら、もう少し余裕を持ったスケジュールの方が現実的だと感じています。
FP3級・2級を独学で取得した筆者が、実体験をもとに以下の内容を解説します。
- 短期間での学習をおすすめしない理由
- 社会人が勉強時間を確保する3つのコツ
- 勉強が続かないときに見直すこと
焦らず自分のペースで進めれば、FP3級は十分合格を狙える資格です。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは、さっそく見ていきましょう。

SNSでよく見る「短期合格」が現実的ではない理由

FP3級を調べていると、SNSや合格体験記で「2ヶ月で合格できた」「80時間で受かった」といった情報を目にすることがあります。
そういった情報を見て、モチベーションが上がる方もいれば、「自分には無理かも」と不安になる方もいるかもしれません。
ここでは、短期合格の情報をどう受け取るべきか、実体験をもとにお伝えします。

「2ヶ月・80時間で合格」はあくまで一部の人の話
SNSでFP3級を検索すると、「2ヶ月・80時間で合格しました」といったような投稿をよく目にします。
たしかにそういった方もいますが、それはもともと金融や保険の知識があったり、勉強習慣が身についていたりと、ある程度のベースがある方が多いです。
社会人になってしばらく経つと、資格勉強から遠ざかっている方がほとんどではないでしょうか。
そうした方が短期合格の情報を見て「自分もできるかも」と感じるのは自然なことですが、同じペースを目指して途中でしんどくなってしまうのも、また自然なことだと思っています。
刺激をもらえるのは良いことです。
ただ、他の人の合格体験をそのまま自分のスケジュールに当てはめるのは、少し慎重になった方が良いかもしれません。

他人を参考にするのはいいと思いますが、過度に意識したり、比べたりするのは避けましょう!
受験の延期・挫折は珍しくない
「試験を申し込んだけど間に合わなかった」「テキストを買ったまま積んでしまった」そういった経験をした方は、実は少なくないと思います。
私自身は、当時まだ紙の試験だったため受験できるタイミングが限られていました。
そのため最初から「この試験日に合わせて逆算して準備しよう」という形で計画を立てていました。
自分の性格として、勉強に本腰が入るまでに時間がかかるタイプだと分かっていたので、最初から短期合格は目指さず、余裕を持ったスケジュールで進めることにしたんです。
結果として約7ヶ月かかりましたが、自分のペースで準備できたことが合格につながったと感じています。
焦らず進める方が、長い目で見ると近道になることもあります。

受験日をあらかじめ決めて、その日に向かって勉強を計画的に進めることは良いことです。
ただし、あまり詰め込みすぎず、現実的なスケジュールを立ててください。
【実体験】私がFP3級に合格するまでの勉強時間と期間

FP3級に合格するまでの実体験をそのままお伝えします。
参考になる部分があれば、ぜひ自分のスタイルに当てはめながら読んでみてください。
勉強期間は約7ヶ月
テキストを最初に購入したのは2023年6月のことです。
当時はまだ紙の試験で、試験日は1月・5月・9月の年3回でした。
テキストを手にした時点で9月受験を考えると、約4ヶ月しかありません。
すぐに本腰を入れなければ間に合わないプレッシャーがあり、それよりも1月受験であれば半年以上の余裕があると考え、最初から1月受験を見据えてスケジュールを組むことにしました。
結果として、テキスト購入から受験まで約7ヶ月。
1月の試験直前の勉強時間の記録だけが残っており、その月だけで約26時間でした。

はじめて勉強する分野でしたので、試験まで6か月はほしいと思いました。
急ぐ必要はなく、じっくり進めることができました。
紙テキスト→Kindle版に切り替えた理由
テキストを購入してから約1ヶ月後の7月、iPadを新たに購入しました。
せっかくなのでiPadを勉強にも活かしたいと思い、調べてみるとGoodNotesを使ってPDFに書き込みながら勉強している方が多いことを知りました。
そこで、すでに持っていた紙のテキスト(みんなが欲しかったシリーズ)のKindle版を買い直し、PDFに変換してGoodNotesに取り込む形に切り替えました。
GoodNotesに変えて良かった点は主に3つです。
- 持ち運びやすい:紙のテキストはそこそこ厚みがありますが、iPadなら1台で済みます
- 書き込みの自由度が高い:スペースが限られる紙と違い、小さく書いても拡大して確認できますし、ページとページの間にノートページを1枚差し込んで使うこともできます
- 情報をまとめやすい:URLを貼ればYouTubeの解説動画にすぐアクセスできますし、サイトや動画のスクリーンショットを貼り付けて説明を書き加えることもできます
紙のテキストが合わないと感じている方には、試してみる価値がある方法だと思います。

GoodNotesは有料ですが、もしiPadを持っている場合は試してみることをおすすめします!
前半はゆっくり、後半に向けてペースをつかんでいった
前半は正直なところ、勉強する日もあればしない日もある、ダラダラとした時期が続きました。
勉強する時間帯は決めていたものの、はじめのうちは30分程度で終わってしまうことも多かったです。
それが少しずつ変わっていったのは、ある程度勉強が進んで「ここまでやったんだからやめるのはもったいない」と感じられるようになったあたりからです。
その感覚が出てくると、机に向かうことへの抵抗が自然と薄れていきます。
調子が出てくれば、気づけば2時間ほど集中して取り組めるようになっていました。
最初からエンジン全開で進める必要はありません。
まずは勉強を習慣の一部にしていくことを意識しながら、少しずつペースを上げていければ十分です。

ここは個人差があると思いますので、最初から集中力が続く方はその調子で進めてください。
社会人がFP3級の勉強時間を確保するための3つのコツ

「勉強時間の目安はわかった。でも実際にどうやって時間を作るか」が、一番悩むところだと思います。
ここでは私が実際に取り組んでいた方法をお伝えします。
勉強時間を固定してルーティンにする
平日は勉強する時間帯だけでなく、曜日も固定していました。
「この曜日のこの時間は勉強する」と決めてしまうことで、その日が来たら自然と机に向かえるようになります。
週末は時間帯の固定よりも「今日は何時間やる」という形で目標を決めていました。
平日よりも予定が読みにくい分、柔軟に対応できるやり方が合っていました。
可能であれば毎日、少しでもいいので勉強することをおすすめします。
間が空いてしまうと、またペースを取り戻すのに余計なエネルギーを使います。
毎日続けることで勉強がルーティンになり、「やるかどうか迷う」という状態がなくなっていきます。

まずは勉強を「習慣化」することが重要です!
平日できなかった分は週末で調整する
仕事が忙しい週や、予定が重なってしまう週は誰にでもあります。
そういったときは無理に平日で取り返そうとせず、週末に少し余裕を持って取り組む時間を作るようにしていました。
「今週は何時間やらなければ」と厳密に管理するよりも、平日と週末をひとまとまりで考える感覚の方が、プレッシャーなく続けやすかったです。
週単位でざっくり調整できれば、勉強量が極端に落ち込む週を減らせます。
完璧に計画通り進めようとするより、崩れたときに週単位で調整できる柔軟さを持っておく方が長続きしやすいです。
スキマ時間を活用して積み上げる
iPadに切り替えてから、スキマ時間の使い方が変わりました。
常にiPadを持ち歩くようにしていたので、電車での移動中やちょっとした待ち時間にもすぐ勉強を始められるようになりました。
紙のテキストだと持ち運びに少しためらいがありますが、iPadなら荷物にならず、どこでも同じ環境で勉強できます。
GoodNotesに切り替えたことで、スキマ時間の活用がしやすくなったのも切り替えて良かった点のひとつです。
まとまった時間が取れない日でも、スキマ時間を積み上げることで1日の勉強量を確保できます。
「今日は時間がなかった」という日でも、5分だけiPadを開いて問題を1問解いてみる。
そういった小さな積み重ねが、長い勉強期間を続けるうえで意外と大きな支えになります。
勉強時間の確保についてより詳しく知りたい方は、FP2級の勉強時間についてまとめた記事もあわせて参考にしてみてください。

FP3級の勉強が続かないときに見直したいこと

「なかなか勉強が進まない」「このまま続けられるか不安」そう感じる瞬間は、長い勉強期間の中で必ず訪れます。
そういったときに見直してほしいことを2つお伝えします。
「まずテキスト1周」を最初のゴールにする
FP3級を勉強し始めたころ、テキスト1周目はなかなか思うように進みませんでした。
はじめのうちはエンジンがかかりにくく、FP全体の輪郭も見えないまま進んでいくため、理解するのに時間がかかります。
私自身、1周目だけで2ヶ月ほどかかっていました。
ただ、テキスト1周し終えると景色が変わります。
6分野の全体像がつかめることで、勉強のリズムや流れが見えてきます。
はじめは霧の中にいるようで先が見通せない状態ですが、1周することで視界がクリアになり、2周目へのハードルがぐっと下がります。
まだ1周も終わっていない段階で「自分には向いていないかも」と感じるのは、実はごく自然なことです。
まずはテキスト1周を唯一のゴールとして、そこだけを目指して進んでみてください。

どの分野でもテキストを1周読み終えると、全体像と流れを理解できます。
苦しいと思いますが、まずはテキスト1周を目指しましょう!
勉強時間より「理解できているか」を優先する
勉強時間を確保することを意識しすぎると、時間内にスマホを触ったり、用語を調べているうちに脱線したりと、気づけば時間だけが過ぎていた、という状態に陥りやすいです。
大切なのは、時間をこなすことより内容が頭に入っているかどうかです。
私がテキスト2周目から取り入れていたのは、各分野を読み終えたらその分野の問題集を解いて理解度を確認するという流れです。
問題を解いてみると、読んだつもりでも意外と抜けている部分が見えてきます。
理解できていない箇所をそのままにせず、その都度テキストに戻って確認する。
この繰り返しが、着実に知識を積み上げることにつながります。
「今日はあまり進まなかった」と感じる日でも、1つの用語をきちんと理解できたなら十分です。
量よりも質を意識することで、勉強への向き合い方が少し楽になるはずです。

目的を忘れずに、やった気になることに注意!
まとめ|FP3級は自分のペースで進めれば合格できる

この記事の内容を簡単に振り返ります。
| 項目 | まとめ |
|---|---|
| 勉強期間の目安 | 約7ヶ月(テキスト購入から受験まで) |
| 短期合格について | 一部の人の話。焦って追いかける必要はない |
| 時間確保のコツ | 曜日・時間を固定してルーティンにする |
| 続けるためのコツ | まずテキスト1周を最初のゴールにする |
SNSで見かける短期合格の情報に焦る必要はありません。
社会人が仕事と両立しながら進めるなら、自分のペースで着実に積み上げていく方が、結果として合格への近道になります。
私自身、前半はダラダラしてしまう時期もありましたが、それでも合格できました。
大切なのは、やめないことです。
勉強が思うように進まない日があっても、少しずつ前に進んでいれば必ずゴールに近づいています。
この記事がFP3級の勉強を始める、あるいは続けるきっかけになれば嬉しいです。

